金属リサイクル業界向けの持続可能なソリューション
デジタル化と持続可能性
デジタル化と持続可能性の波が、金属リサイクル業界にもやってきています。リンデマンにとって、それらは戦略的に優先すべきことです。従来の技術企業から、サービスおよびソリューション全体のプロバイダーへの変革を進める中で、新しい効率向上技術への投資を進め、さらには最新の集塵システムのご提供を通じて環境への放出を最小化するなど、金属リサイクルのバリューチェーン全体の中での環境対応を進めています。
すべてのリンデマン製装置は金属処理に関連した品質と技術に対応しており、グリーンな鉄サイクルに準拠しています。リンデマン製の大型シュレッダーや、ご提供する集塵システムをご覧いただければ、材料の準備、破砕、破砕物の選別、排出物の削減から、実際に生産された製品の品質分析まで、リンデマンが長い間環境保護問題に大きな役割を果たしてきたことをご理解いただけるでしょう。
400気圧油圧技術
110年以上にわたる経験に裏付けられたリンデマンの油圧駆動技術は、現在も他社では真似ができないものです。コンポーネントを含めたシステム全体は、性能を最大化し、エネルギー消費を最小化するように設計されています。換言すれば、油圧システムに投入されるエネルギーは、フロー抵抗などによって不必要に熱として消費されるのではなく、最高の効率で生産に使用されます。
Dr. Krischan Wolters
シャー関連機器プロダクトマネージャー（リンデマン社）:
「比喩的な比較をすれば、それは、小さな電気自動車でありながら、400馬力の大型ガソリン自動車と同じ性能を持っているようなものです。よりコンパクト、軽量、エネルギー効率的、さらに、コスト効率的です」
リンデマンNxtCut
VFD –
可変周波数駆動装置
シュレッダーへの材料投入は断続的であるため、ローターは絶えず変化する負荷に対応する必要があります。大量の材料が投入されてシュレッダーローターに対する負荷が高まると、ローターの速度は一時的に低下します。その後、モーターは、できるだけ早く大質量のローターを元の速度に加速しようとします。この、シュレッダーローターの絶え間ない加速と減速により、モーターには余裕のある熱管理と速度制御が求められます。従って、シュレッダー運転の効率は、モーター負荷の監視と速度制御に大きく左右されます。目標は、仕様モーター速度にできるだけ早く戻すことになります。
ご提案するソリューション: 堅牢で高性能な、中電圧VFD（可変周波数駆動装置）を使用することにより、シュレッダーの運転を安定させます
SDA –
シュレッダードライブアシスタント
SDA（シュレッダードライブアシスタント）はシュレッダーに対する材料投入を制御して、過剰なトルクが必要にならないような最適の処理量で運転できるようにすることで、シュレッダー負荷が効率的に軽減されるようにします。この手法によって、t/hベースの処理量を安定して高く保ち、同時にシュレッダー停止頻度を下げます。そのため、シュレッダー処理量は増大します。メインモーターの電流と、駆動コンポーネント各部の温度を測定・分析し、シュレッダー負荷が高い場合には電流や温度が高くなり、負荷が低い場合には低くなります。
高い生産性
- 高水準で安定した処理量
- 高く付く電流ピークの軽減
シュレッダー操作担当者の支援
- 技術的最適化システムが監視し、運転パラメーターを制御します
- 操作担当者は、操作そのものより、監視と破砕困難物への対応に集中できます
効率
- シュレッダー破砕室に安定した量の材料が投入されます
- 摩耗が減るため、トンあたりのコストが下がります
InDEx – インテリジェントデータ取得
InDEx Webポータルおよびアプリを使用することで、すべての機械データを分析して視覚的に表示できます。必要があれば、データは、制御用のプログラムやシステムに、直接送信することもできます。
さまざまな成績指標（KPI）を解析する上で、完璧な基礎となります。InDExは、1台、もしくは複数の機械のワークフローと成績を監視し、最適か評価できます。突然の故障やエラーで、生産性が低下し、コストが上がり、不快になることを防止します。出張中でも、スマホアプリでも、ダッシュボードでも、クリック1つで即座に、電流容量の使用状況、処理された材料の量、システム継続稼働時間、機械の全般的な状況などが表示できます。
